トナー転写の試行錯誤
トナー転写の試行錯誤をしてました。
ちなみに使用している機材は以下の通り。
機材 | 品名 |
---|---|
プリンター | LBP3300 |
トナー | リサイクルトナー(相当前に買ったので、メーカーは不明) |
転写紙 | aitendoさんのパターン転写シート(10枚入100円) |
やすり | ポリネットの400番(ハンズに売ってます) |
ラミネーター | アイリスオーヤマ ラミネーター LM42E |
初めてのトナー転写
表面をスチールウールで磨く。
アイロンの温度は羊毛と木綿の間に設定。
3分間加熱して、上から押さえる。
結果
パターンも切れてるし、ベタパターンは使い物にならない。
2回目
今度は温度を高めて、圧着を強める方向で試してみた。
表面を耐水ペーパー600番で磨く。
アイロンの温度は最高温度に設定。
1分間加熱して、上から押さえる。
そのあと、ピンセットの後ろ側でグリグリして、圧着を強めた。
結果
ピンセットでグリグリしたところはよく転写されたが、むらになる。
やっぱりベタパターンは使い物にならない。
3回目
圧力って結構重要なのかなと思ったので、均一に圧力をかけるようにした。
表面を耐水ペーパー600番で磨く。
アイロンの温度は最高温度に設定。
1分間30秒加熱して、上から押さえる。
そのあとに、上から本を載せて体重をかける。
はがすスピードも気持ちゆっくりめ。
結果
右上の所はうまく転写されたように感じる。
やはり圧力は重要なようだ。
4回目
圧力をかけるために、今回は新聞紙の上から乗る。
なお、アイロンの時間を長くしてみた。
表面を耐水ペーパー600番で磨く。
アイロンの温度は最高温度に設定。
3分間加熱して、上から押さえる。
そのあとに、上から新聞紙を載せて体重をかける。
はがすスピードも気持ちゆっくりめ。
結果
むらはあるものの、ベタパターンはだいぶ改善されてきた。
やはり圧力は重要なようだ。
5回目
もっと圧力をかけるために、ペットボトルの蓋でグリグリしてみる。
ピンセットよりも広い面積でグリグリすればむらになりにくいのでは、と考えたから。
表面を耐水ペーパー600番で磨く。
アイロンの温度は最高温度に設定。
1分30秒分間加熱して、ペットボトルの蓋でグリグリ。
結果
全然ダメ。
6回目
アイロンの転写に限界を感じた(心が折れた)ので、新兵器ラミネーターを購入。
表面をスチールウールで磨く。
ラミネーター自体に改造はせず、買ってきた時のまま。
ラミネーターには10回通す。
結果
トナーの定着は弱いものの、ベタパターンが均一になっている。
これで温度を上げればうまくいきそうな気がしてきた。
7回目
サーモスタットを130℃に変更。
ちなみにサーモスタット自体はaitendoさんで購入。
なお、今回はやすりをポリネットの400番を使用。(ハンズで買いました。)
ポリネットは網目状になっているため、目詰まりしないので非常に重宝します。
表面をポリネットの400番で磨く。
サーモスタットは130℃。
ラミネーターには10回通す。
結果
前回よりトナーの定着がよくなった。
温度を上げた効果は確実にある。
が、使用している最中に緑ランプがつかなくなった。
8回目
前回の定着を再現するために、連続して行う。
緑ランプはつかなくなったけど、赤ランプはつくので一応動作している。
(と、この時は思っていた。)
表面をポリネットの400番で磨く。
サーモスタットは130℃。
ラミネーターには10回通す。
結果
あまり温まらず、定着が悪くなった。
9回目
冷えた後に、もう一度電源を入れる。
すると、15分経ってもまったく温まらない。
チェックのために温度ヒューズを確認すると、見事に断線。
サーモスタットの温度を上げたため、耐えきれなかった模様。
温度ヒューズの予備は無いので、直接接続。
(危険なので、後日温度ヒューズも直しました。)
表面をポリネットの400番で磨く。
サーモスタットは130℃。
ラミネーターには10回通す。
結果
8回目よりも定着がよくなった。
10回目
さらに、通す回数を多くして、仕上げにアイロンをあててみた。
表面をポリネットの400番で磨く。
サーモスタットは130℃。
ラミネーターには20回通す。
仕上げに最高温度のアイロンを5分間あて続ける。(動かさない)
結果
今までで一番トナー転写がうまくいき、ベタパターンも問題なく使用できるレベル。
とりあえず、転写の試行錯誤は一旦終了して、エッチングの段階に進もうと思います。